従来の剥離剤併用手工具ケレン工法の問題点とマルホウでの解決策
従来工法の問題点
マルホウでの解決策
① | SG工法(湿式集塵装置付きディスクグラインダーケレン工法)での補助が前提にあるので仕上塗材の有機・無機を問わず施工可能 |
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② | 手ケレンで除去できなかった塗材はSG工法でキレイに仕上げます。 |
③ | 施工能力は塗材の厚みに左右されにくく、手ケレンよりも除去効率は高く保てます。 |
④ | 仕上のSG工法では常時水を点滴しながら刃を回転させ、強力に同時吸引を行うので粉じんの発生を抑制します。エアー駆動で感電の心配もありません。 |
⑤ | 上記の通り、常時水を点滴しながら除去を行うため除去完了と同時に水洗も完了しているためスムーズな次工程への移行が可能です。 |
剥離剤併用手工具ケレン工法
ウォータークリーン剥離剤工法<剥離剤併用手工具ケレン工法>特許申請中
従来の剥離剤工法では下地調整材の不陸や気泡痕に入り込んだ塗材が除去しきれず残ってしまうことがほとんどでした。また、過去の外壁改修工事により表層が有機系塗材(剥離剤が有効な層)、下層が無機質系塗材(剥離剤が無効な層)など複層で形成されている場合、剥離剤工法を採用したものの除去に時間が掛かりすぎる、もしくは除去不能に陥ってしまうケースが多く存在します。ウォータークリーン剥離剤工法は下地調整材を活かしたまま不陸調整が可能で僅かな塗材カスまで完全に除去可能で、仕上塗材の成分(有機・無機)を問わず除去可能な工法です。適用する条件としては仕上塗材にのみ石綿が含有で、下地調整材には不含有、且つ下地調整材を活かしたまま次工程(再塗装など)を行いたい現場や下地調整材が施工されていない現場に適用可能です。
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剥離剤塗布・浸透
環境配慮型剥離剤を塗布又は吹付、含浸させる。含浸時間の目安として12時間~24時間程度。ジクロロメタン不含有のものを採用していますので人や環境に配慮されています。
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スクレーパーにて剥離
剥離剤の含浸を確認したのち、ケレン棒やスクレーパーで削り取ります。
吸引カップとホースを併用することで除去物を作業床に溜めず回収することも可能です。 -
剥離後
下地調整材の不陸や気泡痕に入り込んだ塗材が除去しきれず残ってしまうことが多い
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SGグラインダーにて仕上げ
除去できなかった塗材はSG工法(湿式集塵装置付きディスクグラインダーケレン工法)にてキレイに仕上げます。常時水を点滴しながら刃を回転させ、強力に同時吸引を行うので粉じんの発生を抑制します。塗材の材質にも左右されず、エアー駆動で感電の心配もありません。
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仕上げ後
極めて薄膜の塗材に対応できる刃を使用しますので、下地調整材を活かしたままの施工が可能。SG工法の効果で水洗い済ですので、残存した剥離剤が再塗装に与える影響を石綿と同時に排除可能。
吸引した除去物は適正に処分いたします。*SG工法参照