アスベスト含有の外壁塗膜、下地調整材の飛散性、非飛散性

石綿除去後のコンクリート写真 〈集じん装置付き超高圧水洗工法〉

仕上塗材や下地調整塗材に使用されていたアスベスト・石綿は、添加量も少なくセメントや合成樹脂などの結合材で固められていますので、通常の環境下では、アスベスト粉じんが飛散することはない非飛散性と考えてよいでしょう。

石綿含有仕上塗材の除去は、石綿の飛散レベルが著しく高い吹付け石綿や石綿含有吹付けロックウールの除去と比較すると、建材自体の発じん性、石綿の含有量が高くない為、処理工法などが異なります。したがって、石綿を飛散させない適切な工法、養生などの措置を選択することにより、必ずしも吹付け石綿な どの除去工事と同様の集じん・排気装置などの設備による負圧隔離等の措置を要さず当該措置と同等以上に石綿の飛散を防止できる可能性があります。(2016年4月 建築物の改修・解体時における石綿含有建築用仕上塗材からの石綿粉じん飛散防止処理技術指針 一部抜粋)

 

石綿含有材の除去時は対象物を湿潤させ確実に飛散をさせない安心安全な施工法を選択する事が重要な要素になります。

建築物解体時のアスベスト含有塗膜・セメント系下地調整材の除去レベル・アスベスト含有調査時の注意事項

アスベスト・石綿含有の外壁塗材、下地調整材の除去レベル選定は、塗材がセメントや合成樹脂などの結合材で固められていますので、大気汚染防止法施行規則別表第7第一の項下欄柱書に基づく、石綿含有仕上塗材の除去等に係る同等以上の効果を有する措置と十分な湿潤化と飛散対策を行えばレベル3対応(隔離養生無し)の施工が可能です。(※剥離方法により変わる場合があります)
※ただし関係各所県市町村などの判断によりレベル1相当での施工の場合がありますので事前の確認調査が必要になります。

レベル3とは、発じん性が比較的低い作業、石綿含有建材(成形版等)の除去作業、湿式作業を原則として、粉塵レベルに応じた防じんマスク、保護衣、作業衣を使用した隔離養生を必要としない作業です。

アスベスト含有量調査時の注意事項

外壁塗材に含有するアスベスト(石綿)が塗材に含入なのか下地調整材に含有なのかによって、除去方法が変わります、よって調査時にどの建材に混入しているかを特定させることで適切な除去工法と除去レベル選定が出来ます。

※調査方法によっては、塗材と下地調整材を採取混合して調査する場合がありますが、この場合どの建材にアスベストが含有しているか解らない為、アスベスト(石綿)検出時には、下地調整材を除去できる工法選定をする必要がありますのでご注意ください。

石綿含有仕上塗材除去時の届け出など  大気汚染防止法 石綿粉じん飛散防止対策  アスベスト石綿調査設計

超高圧洗浄アスベスト除去工事 〈集じん装置付き超高圧水洗工法〉  超高圧洗浄アスベスト除去工事

除去材 吹付け材(吹付リシン、吹付タイル等) ローラー、コテ塗り等(下地調整材等)
除去方法
ウォータークリーン工法 ウォータークリーン工法
廃棄物の処理方法 特別管理産業廃棄物 特別産業廃棄物
除去レベル判定

大気汚染防止法施行規則別表第七第一の項下欄イ~チの事項を遵守し除去等を行うが、

同等以上の効果を有する措置を講じた場合(レベル3)

大気汚染防止法施行規則別表第七第一の項下欄イ~チの事項を遵守し除去等を行うが、

同等以上の効果を有する措置を講じた場合(レベル3)

事前調査
作業計画届 ×
特定粉塵排出等作業届出 ×
隔離養生 × ×
前質設置 × ×
負圧除塵 × ×
湿潤化
清掃
特別教育
作業主任者
作業記録
健康管理
作業者以外立ち入り禁止
関係者以外立ち入り禁止

*石綿含有建材に接触せず、振動等による石綿の飛散のおそれがない場合には大気汚染防止法の対象外。

届出

吹付け材(吹付リシン、吹付タイル等)の場合は作業計画届、特定粉塵排出等作業届は必要です。

ローラー、コテ塗り等(下地調整材等)の場合は作業計画届、特定粉塵排出等作業届は不要です。

レベル3の産廃処理方法 特別産業廃棄物

石綿含有材一時保管→除去した廃棄物は湿潤化しシート養生により飛散防止及び2重袋梱包→産業廃棄物収集運搬車積み込み(収集運搬車シート養生)→管理型埋立処分場にて最終処分
廃棄物処理として無害化又は埋立場へ直送(処理委託契約書、マニフェストに「石綿含有産廃廃棄物」と明記)
関係する法規は「労働安全衛生法」、「石綿障害予防規則」、「大気汚染防止法」、「廃棄物処理法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)」、「建設リサイクル法(建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律)」となります。

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レベル判定に伴う試験施工の実施調査、アスベスト除去に関するご相談、施工事例などのご説明や出張講習会させて頂きます。

アスベスト含有塗材、下地調整材の除去作業についての注意事項

石綿含有外壁塗装材及び石綿含有下地調整材の除去方法として、従来技術では、剥離材の使用、壁面をディスクグラインダーで削り取り除去する方法が用いられていました。


◯剥離材の使用では、下地調整材(モルタル補修材)は無機系塗材な為、除去する事が出来ません。塗材(塗料)の除去は、除去後表面に残った塗料カスや下地凹凸に入り込んだ塗装材の除去が出来ないのが問題点です。さらに、薬品の使用により近隣住民や作業者への人体へ影響や環境汚染問題等があり特に、ジクロロメタン等有害な化学物質は使用しないよう、薬液の選択に注意が必要です。

何度かの改修工事を行っている構造物の塗膜剥離を行う場合は、塗膜間にC-1などの下地調整材が施工されている場合がありますが、剥離材では除去できない為、他工法への仕様変更が必要になります。施工法によっては、隔離養生が必要になる場合もありますので、改修工事を行っている物件を施工計画する場合は、事前調査を入念に行う必要があります。


◯壁面をグラインダーで削り取り除去する方法では、大量の粉塵が発生す為、こちらも作業者及び周囲の環境汚染問題がありレベル3対応の除去方法は難しく隔離養生の必要な施工法です。乾式集塵装置付きグラインダー工法も若干の漏れが発生しますので同様です。そしてへパフィルター式集塵機内の剥離物とフィルター交換時は隔離養生内での交換が必要になります。隔離養生内での施工は、粉塵が発生する為、安全に細心の注意を払う必要があります。

 

レベル3対応 環境対応 ウォータークリーン工法 〈集塵装置付き超高圧水洗工法〉

マルホウでは、この問題をウォータージェット同時吸引式除去工法で解決いたします。
超高圧水を同時吸引式カップ内で噴射させ湿潤、剥離、吸引を同時に行う施工法ですので、粉塵の発生を抑えアスベスト除去時の問題を解決した環境配慮型の施工法です。
石綿含有外壁塗装材及び石綿含有下地調整材を安全確実に剥離し同時に除去水と廃材を強力吸引し施工環境を改善いたします。
さらに、吸引した剥離物と汚水を現地で、同時に濾過して放流し、剥離物はフレコンバックに自動分別処理出来る施工法ですので、ウォータージェット(高圧洗浄時)排水、廃材の問題を解決した優れた施工法です。排水中に含まれるアスベストは検出限界値以下50<以下にして放流致します。NETIS登録CB-160029-A

(2016年5月 建築物の改修・解体時における石綿含有建築用仕上塗材からの石綿粉じん飛散防止処理技術指針 準拠)

アスベスト除去工事 アスベスト石綿調査設計
ウォータージェットアスベスト除去工事
ウォータージェットアスベスト除去工事
アスベスト含有廃水のろ過水

アスベスト含有塗膜・モルタル系下地調整材のレベル3対応処理マトメ

アスベスト含有コンクリート除去
  1. 2000年以前の塗膜材や下地調整材にはアスベストが含有している可能性が高い。特に下地調整材に含有が多い。
  2. 塗材自体は、アスベスト粉じんが飛散することはない非飛散性である。その他石綿含有建材(成形板等)」となりますが、除去方法により飛散する事がある。
  3. アスベストがどの建材に含有しているか(塗材(塗装材)か下地調整材に含有なのか)によって、除去方法が変わります、どの建材に混入しているかを特定することで適切な除去工法と除去レベル選定が出来ます。※調査方法によっては、塗材と下地調整材を採取混合して調査する場合がありますが、この場合どの建材にアスベストが含有しているか解らない為、アスベスト(石綿)検出時には、下地調整材を除去できる工法選定をする必要がありますのでご注意ください。
  4. 除去時は、十分な湿潤、飛散対策が必要。
  5. 剥離材の除去法は表面に残った塗料カスや下地凹凸に入り込んだ塗装材の除去が出来ないのが問題点であり、下地調整材(モルタル系))は除去できない為、注意する事。
  6. 剥離材等の薬品はジクロロメタン等有害な化学物質は使用しないよう、薬液の選択に注意が必要です。
  7. グラインダーでの施工法は(粉塵が発生する除去方法)レベル1に該当する。
  8. 吹き付け材の場合は計画届、特定粉塵排出等作業届出は必要です。ローラー塗り等の場合は計画届、特定粉塵排出等作業届出は不要です。廃棄物の処理方法特別産業廃棄物です。
  9. ウォータークリーン工法(集塵装置付き超高圧水洗工法)はレベル3対応の除去法ですので、隔離養生は不要です。(2016年5月 建築物の改修・解体時における石綿含有建築用仕上塗材からの石綿粉じん飛散防止処理技術指針 準拠)
  10. ウォータークリーン工法は大気汚染防止法施行規則別表第7第一の項下欄柱書に基づく、石綿含有仕上塗材の除去等に係る同等以上の効果を有する措置に準拠しています

アスベスト・石綿含有の外壁塗膜、下地調整材の種類

アスベスト、石綿が構造物外壁に使用されていた可能性のある塗材、下地調整材の種類例

(※アスベストの含有状況は必ず現地調査のうえ御判断ください)

塗装材の種類 期間 石綿含有量(%)
建築用仕上塗装材(水系・溶剤系・セメント系) 薄塗材C(セメントリシン) 1981~1988 0.4
薄塗材E(樹脂系リシン) 1979~1987 0.1~0.9
外装薄塗材S(溶剤系リシン) 1976~1988 0.9
可とう形外装薄塗材E(弾性リシン) 1973~1993 1.5
防水形外装薄塗材E(単層弾性) 1979~1988 0.1~0.2
内装薄塗材Si(シリカリシン) 1978~1987 0.1
内装薄塗材E(じゅらく) 1972~1988 0.2~0.9
内装薄塗材W(京壁・じゅらく) 1970~1987 0.4~0.9
複層塗材C(セメント系吹付けタイル) 1970~1985 0.2
複層塗材CE(セメント系吹付けタイル) 1973~1999 0.1~0.5
複層塗材E(アクリル系吹付けタイル) 1970~1999 0.1~5.0
複層塗材Si(シリカ系吹付けタイル) 1975~1999 0.3~1.0
複層塗材RE(水系エポキシタイル) 1970~1999 0.1~3.0
複層塗材RS(溶剤系吹付けタイル) 1976~1988 0.1~3.2
防水形複層塗材E(複層弾性) 1974~1996 0.1~4.6
厚塗材C(セメントスタッコ) 1975~1999 0.1~3.2
厚塗材E(樹脂スタッコ) 1975~1988 0.1~0.4
軽量塗材(吹付けパーライト) 1965~1992 0.4~24.4
建築用下地調整塗材(モルタル系) 下地調整塗材C(セメント系フィラー) 1970~2005 0.1~6.2
下地調整塗材E(樹脂系フィラー) 1982~1987 0.5
塗装材 セメントリシン除去のアスベスト石綿調査設計
セメントリシン
塗装材 セメントリシン除去のアスベスト石綿調査設計
セメントリシン
塗装材 吹き付けタイル除去のアスベスト石綿調査設計
吹き付けタイル
塗装材 セメントスタッコ除去のアスベスト石綿調査設計
セメントスタッコ
塗装材 セメントリシン除去のアスベスト石綿調査設計
セメントリシン
樹脂モルタル・下地調整剤のアスベスト石綿調査設計
除去後
施工動画集
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本社:〒470-0162愛知県愛知郡東郷町春木下鏡田446-1098 電話:0561-39-4644 FAX:0561-39-4645

大阪支店:〒532-0002 大阪府大阪市淀川区東三国2-5-5 電話:06-6151-5213 FAX:06-6151-5214

施工地域:全国・愛知県・岐阜県・三重県・静岡県・長野県・福井県・石川県・富山県・ 関西地域 大阪府・兵庫県・奈良県・京都府・和歌山県・岡山県・広島県・香川県・高知県・徳島県・愛媛県・関東地域 東京都・千葉県・茨城県・栃木県・埼玉県・群馬県・神奈川県・山梨県

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